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3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2003.12.4 あや、薬入り缶詰を拒否。スポイトで喉の奥に入れる方法もあるけれど、それをやったらすっかり嫌われてしまって私の姿を見ると逃げ隠れてしまう始末。とうとう触れなくなってしまったので、この方法は中止せざるえなかった。「自分の為なんだよ」という言葉が通じると良いんだけどねぇ…。いやはや。 仕方が無いのでなるべく食いつきの良いの缶詰で、少な目に薬を混ぜる。誤魔化されるギリギリの加減が難しいし、全量飲ませられないのできちんと効果があるかどうか不安だけれど、飲ませないよりはマシ。 無理やり薬を飲ませなくなったら次の日には「人間コワイ」を忘れたらしく、グルグル喉を鳴らしながら寄ってくる。その単純さが可愛いな。 2003.12.5 何と今朝、ノリオは私の布団の上で寝てました!イエイ! 今朝の位置関係は、たろうが(布団の中の)胸の上、ハナが布団の上・右足元、そしてそして布団の上左足元にはあやとノリオーーー!昨日の夜は寒かった事、そしてあやがいるなら自分もと、いろんな要因が重なったせいだけど、もう単純に嬉しくてニマニマ笑ってしまう。 ちなみに、タカシも私のすぐ横にあるキャットタワーで寝ていました(^^) 全員で寝室に揃って寝ていたなんて…嬉しい、嬉しすぎる。夢にまで見た瞬間かも。 2003.12.6 ちっ、さすがに布団でねんねは昨日だけだったか…。でもリベンジを狙うよ、だって冬はこれからだから。きっとまた一緒に寝てくれるはずだよね。 あやの血便が少し落ち着いたと思ったら今度はタカシが血便…。以前から少し柔らか目の排泄が続いていたからか? 今日もタカシとあやの便を持って病院へ。先日出たカンピロバクターも減り、2匹とも腸内環境に特に悪い所はないそうだ。とはいえ粘膜が多少荒れている可能性が高く、念の為違う抗生物質をさらに1週間続けてみる事に。これもまた苦いんだよなぁ(泣)。ましてタカシなんて大人しくスポイトを口に入れさせる訳もなく、そんな事したらゴハンさえ食べに出てこなくなってしまう。仕方が無いのでやっぱり缶詰混ぜ混ぜ作戦。早く良くなぁれ。 2003.12.7 ついコタツでうたたねして朝を迎えてしまった。が、良い事一つ。朝ふと目を覚ますとコタツの天板の上にハナ。右横にたろうが寝ていて、左横にはあやとノリオです!そうそうそう、人間の傍にいると暖かいんだよ。*ちなみにタカシは隣の部屋のソファの上でした。 夕方タカシの隠れ家である押入の整理をしていたら、久しぶりに「シャー!」と威嚇された。そだね、自分が隠れているのにすぐ近くをゴソゴソされたら怖いよね。ごめんごめん。でもちゃんと隠れ家を冬仕様に毛布敷いてあげたから今夜から暖かいよ。それなのにその日隠れ家にはたろうが入っていました…可哀相なタカシ。 2003.12.14 今日は嬉しいお客様がいらっしゃいました。本館「たろはな日記」10/26に記した、ノリオ達への暖かいお気持ちの缶詰を送って下さったのが、実はこのNさんご夫婦です。 Nさんご夫婦の愛猫「慎之介君」は、10月始めに若くして白血病で天へ召されました。悲しみの中、「黒々猫里親募集」のノリオに慎之介君の面影を見、驚きと共に心を癒されたとおっしゃってくれたNさん。ずっとノリオ達の事を気に留めて下さり、私を影から応援して下さいました。 そして今週。慎之介君がお世話になっていた獣医さんから「次の猫を飼っても良いですよ」というOKを頂きました。*「Nさんのお気持ちが落ち着く迄、少し時間を置いた方が良い」と獣医さんが配慮してくれていた様に…私は感じています(^^) せっかくNさんが来て下さるのに姿が見られなかったらどうしようという心配もあったものの、今日は幸運の女神が微笑んだのか、何と全員の姿を見てもらう事に成功しました。タカシはキャットタワーのハウスにいたので何とか顔を見る事ができ、ノリオはビクビクながらも自分から何度も私達の前に出てきてくれたので全身を見てもらう事ができました。あやはすっかり営業部長となり、Nさんに猫じゃらしで遊んでもらってご満悦。飾る事の無い、今の彼等の現状を見てもらえて本当に良かったと思います。 そうこうしながら、慎之介君の事・今まで飼った猫達の事・そしてノリオ達の事をゆっくりとお話しする中で、Nさんご夫婦が愛情深い方々である事を改めて感じました。そして人慣れしていない彼等の事も全て受け入れた上で、「ぜひ、この子達を家族に迎えさせて下さい。」というありがたいお申し出を頂く事となりました。しかも、ノリオ1匹ではなく、仲良しのお友達も一緒に、という涙が出るほど嬉しいお話です。元々Nさんはノリオとタカシという組合せを希望されていました。けれど最近のノリオとあやの仲の良さを見て「この子達を引き離しては可哀相」と、ノリオ&あやというペアで家族に迎えてくれる事になりました。実は今日のお話の中で「3匹一緒でも良いですよ」とおっしゃって下さいましたが、「3匹もお任せしてしまって申し訳ない」という気持ちが一瞬私の中に芽生えてしまい、即答はできませんでした。そして私自身、縁が無かったら彼らを家族にしようと以前から考えていた事もあり、手放す事を寂しく思う気持ちありました。タカシについては、彼がより幸せになれる様お互いにもうしばらく考えて結論を出したいと思います。…つまり、タカシはNさんの家族、もしくは私の家族のどちらかになります。 ここまで書いた時、Nさんからメールが届きました。「帰りの車の中で主人とも話し合ったのですが、やはりタカシくんも一緒に我が家へ迎え入れたく、改めて3匹の里親を希望致します。」と。折しもこのメールを頂いた時、ノリオ・タカシ・あやは、3匹寄り添いあってベットの上で寝ていました。彼等の幸せを本当に考えるなら…。タカシはノリオ達と一緒にいた方が幸せなのだ、と感じました。1匹狼のタカシが唯一心開いているのがノリオなのだとしたら、一緒に過ごさせてあげたいと、思い至りました。 ノリオ・タカシ・あやは、揃ってNさんの家族となります。お届けは12/23。新しい年を、新しい家族と共に。黒々猫達の旅立ちは、もうすぐそこまで来ています。 2003.12.23 あっという間にお届けの日。あやの軟便、タカシの血便がまだ治りきっておらず本当に申し訳なく思う。けれどNさんは反対に私の事まで気遣って下さって「どうぞご心配なくいらっしゃってください。」とおっしゃって下さった。ありがたくて、涙が出そう。 さて、久しぶりの捕獲。ここで手間取ってはいけないと、予めタカシだけはゴハンで釣ってケージ入り。ノリオは運を天に任せよう。朝、キャリーの蓋を開けてタカシの入ったケージの扉にくっつけて、隙間から逃げないようにバスタオルで防御する。運転手兼お手伝いにキャリーとバスタオルをしっかり押さえてもらい、私はケージの隙間からタカシに向かってそっと手を差し出す。一瞬でタカシはキャリーに向かって飛び込み、そのまま早業で蓋を〆て一丁上がり。この間準備も含めてわずか10分。何てパーフェクトな捕獲!自画自賛してしまう辺りが情けないけれど、こんなスムーズにいけば猫へのストレスも最小限に済むはず。やったね。 お次は…ノリオ。やはりケージ方式で行くかね。美味しいウェットフードでケージに誘き出し、素早く扉を閉める。これまた一発OK、素晴らしい。そしてタカシと同じ様にキャリーを開けて扉にセットして、後は入ってもらうだけ。…が、さすがに繊細で頭の良いノリオは異変を感じて動こうとしない。以前なら、隙間から差し入れた私の手に怯えて威嚇しながらケージ内を逃げ回ったのだが、今日は違う。触っても、突付いても、動こうとしない。私の手よりキャリーが怖いらしい。それでも何とか声をかけて焦らず少しづつお尻を撫でていたら、諦めてそろそろとキャリーへ入ったのでそのままGET。多少時間はかかったものの、ノリオはパニックになる事もなく威嚇する事もなくキャリーへ入る事ができた。ノリオ、本当に変わったね。 残るあやは問題なく遊んでいる所をつまみあげてキャリーの中へ。あの意気込みはどこへやら、あっけなく3つのキャリーが並んだ。猫砂やフードのお土産も抱えて、いよいよ出発。 抜ける様な青空の中、車の中ではあやとノリオが不安そうに鳴いていたので、安心できる様自分の上着をかけてあげたら、少し鳴き声が収まった。タカシは気配を消している。大丈夫、ちょっと環境は変わるけれど、幸せになりに行くんだから何も不安なんかないんだよ。 つつがなくNさん宅に到着。嬉しそうに声をかけて下さりキャリーを自ら運んで下さるNさんご夫婦。その暖かいお人柄と同じ様な、ぽかぽかと日差しが降り注ぐ一番良いお部屋に猫達のケージやキャットタワー、猫ベットが用意されていた。猫達にとっては至れり尽くせり。良かったねぇ、お前たち。 お部屋の中には、秋に天国へと旅立った愛猫「慎之介君」の写真がたくさん飾ってあった。可愛い、あどけない黒猫の慎之介君。まだまだ辛い時をお過ごしであるはずなのに、黒々たちを迎えて下さる決心をして頂けるNさん。全ては慎之介君が繋いでくれたご縁なのだと思う。改めて、慎之介君の写真に向かい、心の中で「私達を出会わせてくれてありがとう」と呟いた。 そして、ドキドキしながら猫をキャリーから出す瞬間。まずはあや。…いきなりキャットタワー制覇しています。何の遠慮も無いようです。余りの順応性の早さに呆れつつ、人間は顔は笑顔で一杯。安心したよ、ありがとう。あや! お次はノリオとタカシ。慣れるまで隠れ場所にと予め用意させて頂いた大きなケージに移すと、猫トイレに入って固まる2匹。ほんの少し体を震わせていたけれど、威嚇は全然しない。指を伸ばすといつもの様にちょっと匂いを嗅いでくれるノリオ。よし、割合落ち着いているぞ。 その後人間が扉を開けた隣の部屋で話している間、あやは探検をし大胆にも猫ベットでだらーんと寝てしまった。ノリオ&タカシはその後PCの下に2匹一緒に隠れていたが、ゴハンをあげると人の見ていない所で少し食べたらしい。3匹とも、私が思った以上に落ち着いている。大丈夫、きっと考えているより早くNさんのお家に慣れてくれそう。そう強く感じた。 お話する内に、仮名だった彼等の名前が既に決まっている事を告げられた。と同時に私はびっくりした。だって、それは私が黒々猫を呼んでいた名前だったから…。まだ、ノリオとタカシが我が家に来たばかりの頃。私が口にすると「ノリオッ」「タカシッ」どうしても紋切り調になってしまって、怒っている様に聞こえてしまう。そこで彼らには私だけの新しい名前をつける事にした。どっちも人間を頑なに拒んだその頑固さから、「巨人の星」の主人公親子にちなんで「一徹(いってつ)」「飛雄馬(ひゅうま)」。年上のノリオが一徹、通称テツ、そして「てっち」へと変化した。年下のタカシが飛雄馬、通称ひゅうまっくす(ここら辺の変化がよくわからないが)、そしていつにまにかマックス、となった。私の中では、彼らはノリオとタカシではなく、てっちとマックス。威嚇されても、拒否されても、手を差し伸べて目を見て、ずっとずっと呼び続けた名前。名前だけでなく、私の思いまでも受け継ぎ、新たな家族になろうとしてくれるNさんご夫婦の暖かい気持ちにただただありきたりの感謝の言葉しか出ない私、でした。 小さい頃から多くの動物に囲まれて過ごしたという旦那様と、ずっと猫を飼いたくて初めての猫・慎之介君を心から愛していた奥様。黒々達に惜しみない暖かい笑顔を向けて下さって、優しく名前を呼んでくれる。私と黒々猫達はこういうご縁をずっと待っていたのかもしれない。黒々達に一番あげたかったのは「愛」。ゴハンをあげるだけ、世話をするだけじゃない、彼等の心を包み込む様な愛をくれるNさんご夫婦に彼等の全てをお任せしたいと思う。「いつの日か、3匹まとめて両手に抱いてニッコリ笑った写真を撮ってみせますよ。」と言ってくれたNさん。きっとその言葉は実現する事だろう。最後に、てっちの鼻にちょんと指をつけ、「てっち、お姉ちゃんだよ」と挨拶をした。目を細めて指の匂いを嗅ぐてっち。私は、彼らと暮らした日々を絶対に忘れない。幸せにね、てっち、まっくす、あやや。 |
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